メタボリックの合併症「高血圧」
高血圧はメタボリックシンドロームが引き起こす、さまざまな病気の引き金です。メタボリックと高血圧は密接な関係にあると言えます。高血圧とは、血管内部の圧が高くなることです。その状態が長く続くと、パンパンに膨らんだ血管には弾力がなくなってしまいます。結果、壁は厚く、硬くなります。
なぜ高血圧に注意が必要なのでしょうか。高血圧に注意が必要なわけは、高い血圧状態が続くことで血管の弾力がなくなったり、壁が厚く硬くなってしまうことで血管が弱くなったり傷つきやすくなったりしてしまうからです。弱くなったり傷つきやすくなった血管は、血圧のかかる動脈が大きく影響を受けることが多く、特に血管の細い脳動脈などが影響を受けやすく、脳卒中などの原因となってしまいます。
高血圧は、遺伝的なもの、精神的なものなどもありますが、メタボリックによる高脂血症などによって血管にコレステロールが付着し狭くなったりして高血圧が引き起こされるので高血圧はメタボリックの合併症と言われるのです。
またメタボ健診が40歳からとされているので、中年層が気をつけることなのだと思うかもしれませんが、食生活や生活習慣によっては10代から高脂血症が始まっていることもあるそうです。
若い頃からの食生活や生活習慣の影響が後になって出てくることを自覚し、正しい食生活や生活習慣をを心がけメタボリックにならないようにしましょう。