転職理由が待遇面の場合
転職者の転職理由として最も多いのは、「待遇の問題」です。給料が低い、勤務時間が長い、残業が多いなど、待遇が悪いと仕事に対するやる気も低下してしまいます。待遇が悪い中働き続けていると、体調を崩してしまったり、最悪の場合仕事できなくなることもあるので、転職を考えるのも無理ではないのです。
しかし転職を考える前には、まず自分が働いている業界の平均給与や平均労働時間をきちんと調べる必要があります。もしかしたら今働いている会社は業界自体の水準を満たしており、不当な扱いを受けているのではないこともあるからです。
もし業界の水準を知らずに転職活動を始めると、転職の理由が説得力に欠けるため、転職活動している相手企業にも納得してもらうことは出来ません。自分自身も待遇に不満はあるけれど、仕事にやりがいを感じている場合は、転職活動をする意味がなくなってしまいます。
もちろん現在の会社で業界の水準に満たない待遇を受けていたのなら、転職活動はうまくいく可能性もあることでしょう。しかし業界全体の給与が低かったり、残業が当たり前という業界の場合は、同じ業界で転職することがよい結果を出せるとは限りません。
そのような場合は、他の業界に変更して転職活動するのも良いのではないでしょうか。ただ待遇面ばかり重視して転職活動をすると、自分のやりたい仕事ができなくなってしまうという可能性も出てきてしまうことを覚悟しておきましょう。