意外と身近な「飛び石」事故!車のフロントガラスのヒビ、どう対処する?

春先に多発する「飛び石」によるフロントガラスのヒビ。なぜこの季節に増えるのか、被害に遭ったらどう対処すべきか、保険は使えるのか、自分で修理できるのか、詳しく解説します。車を大切にするドライバー必見の情報です。

意外と身近な「飛び石」事故!車のフロントガラスのヒビ、どう対処する?
2025/03/30

春の交通トラブル「飛び石」の危険性と対策

「飛び石」被害について説明しているニュース記事を読みました。記事によると、飛び石は道路に落ちている石をタイヤが踏んだり巻き込んだりして高速で飛ばすことで発生すると述べられています。

特に冬から春先にかけて多く発生する理由として、スタッドレスタイヤの溝に石が挟まりやすいことや、寒冷地では凍結膨張でアスファルトが破壊され砂利が発生しやすくなることが挙げられています。また、除雪作業や滑り止め用の砂の使用も原因になると記事では説明されています。

記事によれば、飛び石被害を防ぐには車間距離を十分にとることが大切だとされています。万が一ヒビが入ってしまった場合は、放置するとヒビが進行して危険なため、小さなうちに硬化剤での補修や専門業者への依頼が必要だと指摘されています。

小さな修理なら2〜3万円程度ですが、放置してガラス交換になると10万円以上かかることもあるそうです。自分の運転とは関係なく発生する不運なトラブルですが、早めの対処が重要だと記事は結んでいます。

ドライブで高まる「飛び石リスク」にどう備えるべきか

飛び石によるフロントガラスのヒビを自分で修理できるのか気になる方も多いでしょう。市販のガラスリペアキットを使った修理は、条件が揃えば可能です。

まず、自分で修理できるのは基本的に直径1cm程度までの小さなヒビや欠けに限られます。また、ヒビの位置も重要で、運転視界に影響しない場所であることが条件です。市販のリペアキットは概ね2,000円から5,000円程度で購入できます。

リペアキットの基本的な仕組みは、特殊な樹脂(硬化剤)をヒビに注入して固めるというもの。作業自体はそれほど難しくありませんが、説明書をよく読み、クリーンな環境で行うことが大切です。ただし、自分で修理した場合、プロの修理ほどの透明度や強度は期待できないことも心得ておくべきでしょう。

また、自己修理には限界があります。十字に広がったヒビや長さが5cm以上あるものは自己修理が難しく、無理に修理すると逆に状況を悪化させることもあります。こうしたケースでは、やはりプロの修理業者に依頼するのが賢明です。

フロントガラスは車の安全性に直結する重要な部分です。少しでも判断に迷う場合は、専門家に相談することをおすすめします。

修理業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取り、実績や評判などを比較検討することが大切です。また、修理費用だけでなく、修理期間や代車の有無なども確認しておくと良いでしょう。

飛び石被害に遭ってしまったら?保険の活用と修理業者の選び方

飛び石によるガラス損傷は、実は自動車保険でカバーできる場合があります。多くのドライバーがこの事実を知らず、全額自己負担で修理してしまうケースが少なくありません。

自動車保険の車両保険Jに加入していれば、飛び石によるガラスの損傷も補償対象となることが一般的です。ただし、車両保険の免責金額(自己負担額)を設定している場合は、その金額以下の修理費用であれば保険を使っても意味がないことがあります。例えば、免責金額が5万円で修理費が3万円なら、保険を使わずに自己負担したほうが合理的です。

また、保険を使用すると翌年の保険料が上がる可能性があるため、小さな修理の場合は保険を使うかどうか慎重に判断する必要があります。飛び石のような「もらい事故」でも、車両保険を使うと等級が下がるケースがあるためです。

保険内容を確認する際には、等級ダウンしない特約の有無も確認してみるといいでしょう。日頃から自分の加入している保険の補償内容を理解しておくことで、いざという時に冷静な判断ができるようになります。

日本とヨーロッパの道路環境の違い--なぜ飛び石が多いのか

日本で飛び石被害が多い背景には、道路環境の特徴があります。ヨーロッパの国々と比較すると、その違いが見えてきます。

まず、日本の道路は比較的舗装状態が良いと言われていますが、寒暖差が激しい地域では凍結と融解の繰り返しによりアスファルトが傷みやすく、小石が発生しやすい環境があります。また、日本特有の梅雨や台風などの影響で道路が傷みやすいという側面もあります。

一方、ヨーロッパの一部の国々では、道路の材質や設計が異なります。例えば、北欧では極端な気温変化にも耐えられるよう特殊な舗装材料を使用している地域があります。また、ドイツのアウトバーンのように高速道路の舗装が非常に丁寧で頑丈な作りになっているケースもあります。

日本では、特に積雪地域において、路面凍結防止のために散布する砂や塩が飛び石の原因になることもあります。このような凍結防止対策は地域の気候に合わせて異なり、その結果として飛び石の発生頻度にも差が出ています。

道路環境の違いを知ることで、季節や地域に応じた運転の注意点も見えてきます。特に雪解け後の春先や、工事が多い時期は一層の注意が必要でしょう。