指先に力が入らない、腕や指先がしびれるときの病気
指先に力が入らない、腕や指先がしびれるなどの症状が見られる場合、頸椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
頸椎椎間板ヘルニアの原因は特定されていません。加齢からくる衰え、運動による慢性的な負荷、悪い姿勢による椎間板への負荷などが考えられます。
40代、50代に発症例が多い病気です。
首や肩、背中の痛み、腕の脱力感、手や腕のしびれ、手の感覚が鈍くなる、指先に力が入らないなどの症状があらわれます。
両方の腕や手、指に症状が出る場合もれば、片側だけにでる場合もあります。
頸椎椎間板ヘルニアの診察を受けるときは、整形外科や脳神経外科を訪ねてください。
検査方法は、X線撮影とMRIで検査をします。さらに詳しく調べる場合は、脊髄造影検査や筋電図検査を行います。
治療法は、姿勢の改善や運動による生活習慣の改善、薬の服用、ブロック注射、手術があります。
手術には、切開手術、内視鏡手術、レーザー治療(PLDD)があり、体への負担が一番少ないのは、PLDDです。局所麻酔を打ち、レーザーを照射して治療する方法です。