抜け毛の原因
最近は男性だけでなく抜け毛や薄毛で悩んでいる女性も多くいると聞きます。なぜ髪の毛は抜けるのでしょうか?人間の髪の毛は1日100本程度抜けます。正しいサイクルで抜ける髪の毛は問題なくまた生えてきます。ホルモンの異常やストレスにより、髪の毛のサイクルが狂った場合、抜ける一方で、生えてこなくなってしまうのです。
抜け毛の原因としてはいくつかあげられるのですが、まずは男性ホルモンの異常です。男性ホルモンに5αリアクターゼという酵素が関与することで、「ジヒドロテストステロン」という物質がつくられ、これが髪の毛の成長を抑え、髪が早く抜ける原因を作ります。「ジヒドロテストステロン」ができやすい体質は遺伝的な要素が強いと言われています。
ストレスも抜け毛の原因となります。髪の毛を作るには充分な栄養が必要になります。毛母細胞に栄養を届けるには、血流をよくする必要があります。ストレスによって全身の血流が悪くなり、髪を作るための栄養が行き届かなくなると、新しい髪の毛が再生されません。髪も身体もそうですが、健康を維持するためには規則正しい生活と栄養のバランスが必要です。食生活が乱れると髪の成長に必要なたんぱく質、ミネラル、コラーゲン、ビタミンが足りなくなります。抜け毛を防ぐためにも正しい食生活を習慣づけましょう。アルコールやニコチンも髪の再生に悪影響です。適度なアルコールは血流をよくしますが飲み過ぎは逆効果です。
髪は主に夜中に成長するので、夜更かしをするのは避けるべきです。できれば夜10時に就寝するようにして髪の毛に栄養を与えて成長させるようにしましょう。また、抜け毛が増えると髪が抜けることを恐れてシャンプーの回数を減らす人がいます。しかし、これは逆効果です。頭皮はできるだけ清潔に保つようにしてください。1日1回は洗髪をして頭皮についた皮脂や汚れを落とすようにしましょう。洗髪の際には、地肌を痛めないよう指の腹で優しくマッサージをするように洗い、しっかりシャンプー液を洗い流す必要があります。