一般のサラリーマン同様、歯科医師も転職をします。現在働いている歯科医院の仕事内容や職場環境に不満があるなら転職を考えたほうがいいでしょう。
歯科医師を取り巻く環境は年々厳しくなっています。歯科医師の数が増えすぎたため、需給のバランスが崩れているのです。
大学を卒業しても、自分の希望に合う歯科医院に就職することは難しくなっています。特に都市部の歯科医院は求人数も多いのですが、応募する人はそれ以上いるため競争率は高くなります。
ただし、就職難といえる状況ではありません。地方の歯科医院は人手不足となっているため、応募すれば採用してもらえる可能性が高いのです。就職することを優先するのであれば、地方の歯科医院で勤務するのもいいでしょう。
設備の整っていて、患者数も多い歯科医院で働きたいのであれば、競争率は高くても都市部の歯科医院を選ぶべきです。採用されれば、働きながら技術を学ぶことができます。
歯科医師をあきらめて別の業界に転職される方もいるようですが、どこの業界も厳しいことに変わりはありません。自分の希望する年収を得られる保証はないのです。
歯科医師が飽和している現状では、開業医をあきらめて勤務医として働いていくことを覚悟すれば、歯科医師はそれほど悪い職業ではありません。
年収は一般のサラリーマンよりも高いですし、スキルがあれば仕事がなくなるということもありません。集客や経営の心配をしなくて済むから気持ちも楽です。視力さえ正常なら、ある程度の年齢まで歯科医師を続けることができます。